「路線記号」「ラインカラー」の導入は本当に便利になったのか?

 

今現在、JR西日本の様々な路線で「路線記号」と「ラインカラー」の導入を進めています。

導入する目的の一つに、「分かりやすさを向上させる」というものがあります。

確かに、分かりやすくなった部分もありますが、

その一方わかりにくい部分も出ているように私は思います。

今回は、それについてみていこうと思います。

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広島地区では、山陽本線や呉線などといった広島を起点として

走る各路線に「路線記号」と「ラインカラー」の導入されています。

 

列車には「路線記号」と「ラインカラー」の表示をして、とてもわかりやすくなっています。

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ところが、一部列車は「路線記号」と「ラインカラー」があると、間違えやすくなる便がいくつかあります。

例えば、呉線経由の糸崎行きの列車です。

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写真は、呉線内の大乗駅で撮影したものですが、「路線記号」と「ラインカラー」は

山陽本線のGラインの糸崎行きを表示しています。

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呉線の列車であらば、Yラインの糸崎行きと表示をするはずですよね・・・?

広島駅~海田市駅間ではGライン糸崎行き(山陽本線経由の糸崎行き)と勘違いしてしまいそうです。

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こちらは、山陽本線を走る列車です。

また、この日だけたまたま表示していたというものではなく、

後日確認しても同じ表示で運転しています。

また、山陽本線の糸崎~広島間も厳密に言えば、

Gラインですが、Rラインの表示をしています。(広島以西まで行く列車のみ)

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糸崎駅にて撮影

逆に、山陽本線の岩国~広島間も厳密に言えば、

Rラインですが、Gラインの表示をしています。(広島以東まで行く列車のみ)

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岩国駅にて撮影

また、今後岡山地区にも「路線記号」と「ラインカラー」が導入されます。

便利になる一方、逆にわかりにくくなる列車も出てきそうでなりません。

「路線記号」と「ラインカラー」の導入に反対はしませんが、

細かく「ラインカラー」を設定すると、逆に分かりにくくなりそうです。

表示方法にはルールがあるのかもしれませんが、せめて呉線経由の表示は改善してほしいです。

 

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