115系3000番台のモハ114形には使用していないパンタグラフがあります。
今まで「霜取りパンタ」だとばかり思っていましたが、
この115系3000番台の生まれてきた時代を考えると「霜取りパンタ」ではないという事が分かりました。
・・・よく考えてみれば3000番台が製造されたのは昭和57年。
ちょうど長編成低頻度から短編成高頻度に移行し始めたばかり頃です。
当時は電動車2ユニット以上での運用が主流です。
・電動車2ユニット以上つなげた車両の例
電動車が4両以上だとパンタグラフは基本的に2つ以上付いている状態になります。
万が一片方のパンタグラフが故障した場合でももう片方で何とかなるような設計となっていました。
しかし短編成運転を始めたばかりの当時はパンタグラフが1つだけだと
「万が一の事があった時に動けなくなる」と心配されたため、
短編成での運用を目的とした115系3000番台にはパンタグラフが2つ設置されました。
しかし・・・パンタグラフが故障する事はほとんどなく、
予備パンタがいつの間にか ” 使わないパンタグラフ ” となってしまったそうです。
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